EDIFIER NeoBuds Pro
コストパフォーマンスが高いパワーアンプ内蔵の小型スピーカーで有名なEDIFIERの完全ワイヤレスイヤフォンです。お手頃な値段で、ノイズキャンセリング、ハイレゾ対応、ダイナミックドライバーとバランスド・アーマチュア(BA型)のデュアルドライバーとかなり意欲的な製品となっています。
パワーアンプ内蔵の小型スピーカー
特徴
- Bluetooth ノイズキャンセリングイヤホン 完全ワイヤレスイヤフォン
- ハイレゾ 最大24bit/96kHz LDAC対応
- 直径10mmの大口径ダイナミックドライバーとKnowles社製の高性能バランスド・アーマチュア(BA型)ドライバーのデュアルドライバー
- 最大-42dBのノイズ低減効果、3種類のノイキャンモード(高ノイキャン/低ノイキャン)とアンビエント(外音取り込み)モードを搭載
- 専用アプリEdifier ConnectでNeoBuds Proとのペアリング接続や各種イヤホン設定を自分好みにカスタマイズが可能
- 音声遅延を抑えるゲーミングモードを搭載
特筆すべき点は、この価格でLDACに対応、ダイナミックとBAのデュアルドライバー搭載というところです。
音の傾向はドンシャリ系です。静かな室内で聴くには向いていないですが、外出時の外音の中で聴くには適度にメリハリの利いたドンシャリ系の音の方が心地よく感じるのではと思います。高音に関してはBA特有の繊細な音が出ていると思います。Edifier Connect アプリのサウンドチューニングで自分の好みに変えられます。
Edifier Connect アプリ
ノイズキャンセリング、外音取り込みの切り替え画面
サウンドチューニング画面
[ピュア]はフラットな、[ダイナミック]は中音を膨らませた音になります。さらに[オーディオマニア]をタップすると好みのイコライザー設定することができます。(2画面目)
ゲームモード画面
LDACコーデックで聴く
AQUOS sense6 に接続して、開発者オプションを使って NeoBuds Pro との接続状態を確認してみました。
参考記事:開発者向けオプション
BluetoothオーディオコーデックはLDACで接続されたいることがわかります。
AQUOS sense6 と NeoBuds Pro との接続時の状態(Android OSから)
コーデック:SBC、AAC、LDAC(接続時のデフォルト)、強制的にSBCにすることも可能
サンプリング周波数:44.1kHz, 48.0kHz, 88.2kHz, 96.0kHz(接続時のデフォルト)
ビット幅:16bit, 24bit, 32bit(接続時のデフォルト)
Bluetoothの電波状態や送り側機器の性能によってベストエフォートの音質が選択される(接続時のデフォルト)
実際に Amazon Music アプリで音楽を再生してみました。
音源は24bit/96kHzの曲ですが NeoBuds Pro では24bit/48kHzで再生されました。この理由は、送り側の機器 AQUOS sense6 がボトルネックになっているのが原因です。
参考記事:AQUOS sense6 の最高音質は24bit/48kHz まで
Edifier Connect アプリでもLDACの設定をすることができます。アプリの右上の歯車をタップして[設定]画面から[LDAC]をタップすると最高音質として96kHzサンプリングレートとなっています。先ほども話したように AQUOS sense6 がハードウエア的に48kHzまでしかサポートしていないので、実際はベストエフォートとして48kHzにはなってしまいます。
まとめ
EDIFIER NeoBuds Pro の LDACコーデックの音質はとてもよく感じられました。開発者オプションでコーデックをSBCに強制的に切り替えてLDACと音質を比較してみました。SBCでもいい音で鳴りますが、LDACに切り替えると中高音の繊細さとリアル感が格段によくなります。BA型ドライバーの繊細さがうまくいかされてると感じました。