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AQUOS sense6 SIMフリー 5Gの実効速度、Bluetoothオーディオコーデックは?

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 androidスマートフォンを買い替えようかなと思い始めたのは、2021年10月に家族がiPhone13 mini を購入したのがきっかけでした。iPhone13 mini は5Gに対応している機種なので契約をドコモの5G ギガホ プレミアムに契約変更、早速自宅で5Gの電波が来ているかをチェック。すると5Gのエリアに自宅が入っていることが判明しました。実効速度を測定してみると下りが850Gbpsもでています。はっきり言って自宅の光回線(速くても450Gbps on IPv6)よりも速い!まだ、5Gのエリアは狭いので実用的ではないのですが、技術的な興味もあり5G対応のandroidスマートフォンを購入するにいたりました。

機種選定

 2021年12月時点でお手頃な価格帯で5G対応のSIMフリーandroidスマートフォンを探したところ、AQUOS sense6、OPPO Reno5 A、Motorola edge20 などが候補にあがりました。

Motorola edge20

CPU:Qualcomm Snapdragon 778G

メモリ:6G/128G

ディスプレイ:6.7インチ 2400 x 1080 (FHD+)、20:9、pOLED、リフレッシュレート 144Hz

5Gバンド:n1/n3/n5/n7/n8/n28/n38/n41/n66/n77/n78

特徴:CPU性能が高く、ディスプレイが144Hzというリフレッシュレートで画面がヌルヌル動く。おサイフケータイ機能なしだが、android OSにほとんど手を加えてないので素直なOS。

参考価格:54,800円

OPPO Reno5 A

Qualcomm Snapdragon 765G

メモリ:6G/128G

ディスプレイ:6.5インチ 2400 x 1080 (FHD+)、リフレッシュレート最大90Hz

5Gバンド:n3/n28/n77/n78

特徴:可も不可もないがお手頃な価格。おサイフケータイ機能あり。画面が液晶なのが残念。

参考価格:43,800円

AQUOS sense6

Qualcomm Snapdragon 690 5G

メモリ:6G/128G

ディスプレイ:約6.1インチ IGZO OLEDフルHD+ (1,080 × 2,432)

5Gバンド:n3 / n28 / n77 / n78 / n79

特徴:日本のメーカーだけあって、ドコモのみのバンドn79をサポートおサイフケータイ機能あり。CPU性能は他の2つと比べて劣る。

参考価格:49,830円

 

 上記3つの中で唯一ドコモのバンドn79をサポートしているのが AQUOS sense6 で、Motorola edge20 は性能的に魅力的だったのですが今回はバンドn79をサポートしていないということで見送りました。最終的に購入したのは AQUOS sense6 になりました。

AQUOS sense6

Bluetooth オーディオコーデック

 LDACをサポートしていることに思いがけずビックリです。

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上記画面は開発者向けオプションという画面です。初期状態では開発者向けオプションは非表示になっています。

Tips

android端末は開発者向けオプションを活用しよう

開発者向けオプションを表示させる方法
「設定」アプリで[デバイス情報]をタップし、一番下の[ビルド番号]を7回連続してタップです。この時確認のために「PINの再入力」という画面で端末のロック番号を入れる必要があります。

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これで開発者向けオプションが選べるようになります。
次のスクリーンショットのように「設定」アプリで[システム]-[詳細設定]とタップすると[開発者向けオプション]が表示されるようになります。

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[開発者向けオプション]をタップすると開発者向けオプションの画面に移行します。
開発者向けオプションでは様々な端末の状態、使える機能の確認やハードウエアの強制設定などができます。例えば以下のスクリーンショットの赤枠ではBluetoothオーディオコーデックの起動状態 or サポートの種類を確認することができます。

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FMラジオ

 スマートフォン(日本国内向け?)では標準機能になりつつあるFMラジオです。有線のイヤフォンをつなぐとイヤフォンケーブルがFMアンテナになりFM電波を受信できるようになります。radiko+FMというアプリがありradikoに加えてパケット通信を使わないFM電波での受信に切り替えることが可能です。災害を意識した仕様ですね。

5Gの実効速度

 自宅がドコモの5Gエリアなのでという理由でドコモ回線が使える格安SIMも最初は探したのですが、現状IIJなどの格安SIMは5Gにはつながるが5Gの通信速度は保証しないという立場だったので却下しました。AQUOS sense6 はeSIMが使えるということなので、結局ネットで契約がすべて完結するドコモ系列のahamoを使うことにしました。自宅で実効速度を測定した結果が以下になります。

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 下りは467Mbpsでてますね。iPhone13 mini の850Mbpsと比べると半分程度です。原因を考えたのですが、どうも AQUOS sense6 はスタンダードクラスの機種なのでスペック上半分しか速度がでないようです。
SIMフリー版とドコモの AQUOS sense6 がほぼ同じスペックとすると、ドコモのサイトにより
Xperia 5 III(SO-53B):受信時最大:5G 4.2Gbps
AQUOS sense6(SH-54B):受信時最大:5G 2.1Gbps
となっており、スペック上受信時の速度は Xperia 5 III の半分です。

 これを技術的な側面から説明すると5Gのキャリアアグリゲーション(CA)が機種によって使えるかどうかが鍵のようです。

sub-6のCA技術とは

 CAは離れた周波数帯の電波を束ねて利用することで通信速度を向上する技術です。ドコモが保有する3.7GHz帯(n77)と4.5GHz帯(n79)の電波を束ね、合計100MHzの帯域を確保することで下り最大4.2Gbps(理論値)の通信に対応します。

 ちなみに、5Gに使われている周波数帯をsub-6と呼んでいます。(他にミリ波帯があります)つまり、AQUOS sense6 はsub-6のCAに対応していない機種だということです。まあ、価格相応ということでしょうか。

 では、iPhone13 mini は AQUOS sense6 の倍ぐらい実効速度がでていたということは、sub-6のCAに対応しているということでしょうか。

まとめ

 今回 AQUOS sense6 を購入して5Gの実効速度を測定してみました。駅周辺とかの使用者が多いところではどうなるかは興味があります。通信速度がクローズアップされてますが、5Gでは基地局に一度に接続できる台数が4Gに比べて100倍を目指すとあります。こちらの方も重要かなと思っています。また、BluetoothのオーディオコーデックでLDACが使えるということがわかったのでその辺りも調べてみたいなと思います。