在宅勤務で使うノートパソコン（ThinkPad X13 Gen 1）の充電用にPower Deliveryに対応したUSB充電器を探していたところ、最近使われるようになってきたパワー半導体GaN（窒化ガリウム）でTypeCとTypeAの出力端子を持ったAUKEY製のUSB充電器を買いましたので紹介したいと思います。
AUKEY（オーキー） USB充電器 Omnia Mix 65W
仕様
型番: PA-B3-WH
入力: AC 100V～240V 50 60Hz
USB-C出力(Power Delivery 3.0): DC5V 3A / 9V 3A / 12V 3A / 15V 3A / 20V 3.25A (最大65W)
USB-A出力: DC 5V 2.4A（最大12W）
最大出力: 65W
寸法: 52 x 52 x 30mm
重量: 102g
参考価格は4,980円
出力ポート
Power Delivery 3.0(USB PD)を搭載し、TypeCポートを単ポートで利用すれば最大65Wの高出力です。
TypeAポートを併用する場合はTypeCポートと合わせて57W（それぞれ12W / 45W）となります。
ACプラグは収納しやすい折畳式プラグです。
充電性能
本来の目的であるThinkPad X13をTypeCのUSBケーブル（Power Delivery 60W対応）で充電してみました。バッテリーが20%ぐらいの状態から80分で75%ぐらいまで急速充電してくれました。75%とある程度充電されると充電速度は遅くなり、さらに100分でフル充電になりました。Power DeliveryのUSB充電器として十分な性能かなと思います。
次に、Power Delivery充電に対応しているiPhone SE (2nd)を充電してみました。USBケーブルは、TypeC-Lightningの20W対応のものを使いました。写真のようにこのケーブルは充電の情報が見ることができます。バッテリ70%ぐらいの状態でPower Delivery、8.1Wで充電していることがわかります。ちゃんとPower Deliveryが機能していますね。
まとめ
Power Deliveryに対応していて、値段も大きさもお手頃なUSB充電器です。なかなか良い買い物したかなと思います。
補足１（追記）
ThinkPad はPower Deliveryに対応した市販のUSB充電器で充電できないという報告があります。
対策は、
Lenovoから以下のツールをダウンロードしてインストールします。
（上記はThinkPad X13 Gen 1 (マシンタイプ 20T2, 20T3) ノートブック用です）
ツールLenovo System Updateを使って、BIOS、ドライバー、ソフトウェアをインストールまたはアップデートします。
特に2021年12月6日にリリースされた「Thunderbolt ファームウェア アップデート ユーティリティ」は必ずアップデートする必要があるようです。
補足２（追記）
TypeAポートを併用する場合はTypeCポートと合わせて57W（それぞれ12W / 45W）
という性能を試してみました。
ThinkPad X13の標準ＡＣアダプターは４５Ｗです。
ちょうどこのUSB充電器の併用時のTypeCの最大出力45Wと合致しています。
結論から言うと、TypeCからThinkPad X13を急速充電、TypeAからiPhone SE(2nd)を急速充電の併用は問題ありませんでした。
